砂金に魅せられて!金狼の日々

砂金掘りを中心に、日常の記録です。

土肥金山と龕附(がんつき)天正金鑛

2016年 2月9日(火)

完全なる移動日ですwww
折角、伊豆まで来たので土肥金山に寄り道です。

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来たのはいつ以来かな?
余り記憶に残っていないのね。

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金運upを祈願して砂金採り!
そういえば砂金が変わったんだよね。

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「 あれ?入ってない! 」
1掬い目から入ってないとは・・・。
ダメだわ!

砂金がペラペラになったね
以前のものと比べると分かるw (右上)
砂金は20粒の筈ですが・・・。

いつもの様に水を減らすと砂金が浮いたりします
パンを立てても砂金が残る事に気が付いた。
また来る時まで覚えておこう!

もう一度チャレンジしたい所ですが、今日のメインは龕附(がんつき)天正金鑛です
以前に河津に行った帰りに寄りましたが、受付は無人でした。
今回は人がいました
私的にはこちらの方が面白かったです。

受付所で暫し、座って待ちました
自転車で現れた方がガイドの山田さんでした。
沢山説明を受けたのですが、全部覚えきれませんでした
私が覚えていた部分だけです。
 
こちらの遺跡の名付け親は考古学者の軽部慈恩(じおん)という方です
説明にも、その功績が反映されています。

※ 三島市 郷土史 ↓
 
 
最初に案内されたのが精錬所跡(釜屋敷)です
昔は屋根で保護されていた様ですが、今はありません。
 
 
精錬用の窯があった所だそうです
隣には小さめの窯跡があり、海水から塩を取り出した様です。
高温にする為に塩(塩化ナトリウム)を使っていたそうです
この場所は都合のいい場所だったという事です。
塩って燃えるんだw

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少し見にくいのですが、黒い石がカラミだそうです。(右上)
こちらの精錬所跡は発掘調査で見つかりました。
津波で埋もれていました。

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境界線の古い石積みのから埋もれていた事が分かります
次に坑道の方に向かって緩やかな坂道を登って行きます。

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作業工程のジオラマが現れました
人形以外は全て手作りです。
手掛けたおじい様は手先が器用だった様ですね。

「 おっ!この湾曲はFr.ウィンドだよね? 」
正解!強化ガラスは高価なので廃材を利用していましたw
中々味のあるジオラマでした。

ちょっと面白かったのがネコババの話でした
ネコババは漢字で書くと 『 猫糞 』 です。
猫が糞を砂で隠す事から来ているのですが・・・。

金の隠語で 『 ねこ 』 と呼ばれているそうです
そういえば選鉱する事も 『 ねこ 』 とも呼ばれていますね。

鉱石の選別は女性がやっていました
良い金鉱石を盗む事をネコババといいますって。
ネコババする人はどこの金山でもあった様ですね。

次に鉱石などが展示してある小屋(資料館)に入りました

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興味を持ったのは鉱石じゃなくてこの石です
摺石?ちょっと違う感じです。

鉱石を潰した石です
臼って表現した方がいい?
裏にも2つの穴が空いてました。
触ると鉱石を潰した面はスベスベしています。

次に坑道にやって来ました

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大きな柿の木が側にあったので柿の木間歩と呼ばれているそうです
中は綺麗なノミの跡が見られます。

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天井にも工夫の跡が見られます。(右上)
まるで逆さ階段!
煙が抜けやすくなっています。

換気用の立坑があります
この為、風が思ったよりもありました。
空気の流れが感じられました。

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鉱脈が走っている事がわかります。(右上)
最奥部に入って来ました。
急に風が止んで空気が暖かいです。

これが龕です
分かりやすく言うと神仏を祀った祠(ほこら)の様なものです。

当時の技術で掘れる限界であった長さが33間(60m)です
まだ先には良質な金の鉱脈があるかもしれないのですが、
諦めて祟りが起こらない様に山の神様を祀ったそうです
書面では残っていないので言い伝えです。
 
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坑道マニアには楽しめるかもね
面白かったw