2014年10月22日(水)
月曜日から天気が冴えませんw
秋雨前線の影響なのかな?
明日まで雨模様なのねぇ~。
※ 画像は 科学エッセイ より
※ 産総研:地質標本館 ↓
さて、今日は金山のお話です。
中昔の頃、万会という金掘りがいて、
しき主(鉱山主)に従って坑道にはいり、たがね打ちをしていた。
しき主は万会の後から掘って行った。
前を掘っていた万会が、素晴らしい鉱脈に当ったので、
一生けんめい掘り進んで行くと天生芽(細長い形の自然金)
の大きなものが現れてきて、光り輝いた。
万会はこれを見て急に心変りして、
「 一刻も早く掘り出して、逃げてしまおう。しき主には絶対に見せまい 」
と気もせきながら、掘って行った。
しき主は、竹火を照らして休んでいた。
万会は、一刻も早くと力をこめて、打ち落し、
「 やれ、うれしや 」 と思ったとたんに、
尻もちをついて転がり、
万会が掘ったけまり程の大きさの自然金が、
しき主の休んでいる前に、どしんと落ちて来た。
しき主は、これを見て大いに驚き、
「 これは、天の賜りものか 」 と、
その金をおしいただいた。
これを見た万会の眼が、怪しく輝いた。
しき主は万会の殺気を感じ
「 このまま坑道にいたら、万会に打ち殺されるだろう 」
と考え、その黄金をかかえて、
急いで坑道を出て家に帰った。
万会は一人坑道に残り、たくさんの金を掘り、
それを持って坑道を出、しき主の家には帰らず、
どこかへ逃げてしまった。
その後、しき主には、よい事が続き、
家は富み栄えたとのことである。
今はこの山でも、昔のように大きな自然金のないが、
それでも多くの金が掘り出されて、御世の栄えを喜び、
たくさんの人々が、この山に住んでいるのである。
《 北国の史話と伝説(上巻):大葛金山の話 一部抜粋 》
※ 大葛金山ふるさと館 ↓
浅利氏の時代の沢は今でも採金可能なのだろうか?
我が家からじゃ遠いですなぁ~