2013年 11月26日(火)
世間では変体ショーが話題を集めています。(そんな訳ないやろ!)
失礼!天体ショーでしたね。
先週も凄く気にして東の空を見ていましたが分かりませんでした。
アイソン彗星とは2012年の9月に発見されたばかりの新しい彗星です。
※ アイソン彗星特設サイト ↓
残念ながら今日からは見えなくなるそうです。
12月になると日の出前の東の空に再び見える様になるそうです。
彗星が日増しに高度を上げるので観察しやすくなる様です。
12月末から1月末は一晩中見えるそうです。
位置は北の空に変わり見える様になります。
しかし、その頃には彗星が凄く明るくなくなってしまうので
肉眼では厳しい様です。
それまでに見れるといいなあ~。
さて、Aゾンからこの本を手に入れました。
題名の金・銀・銅から興味が湧きました。
本は2013年 7月31日初版発行とありました。
暑かった今年の夏ですね。
多数の方が執筆され、編者は元・高校教諭の方です。
やや短めの論文が全部で16本収められています。
鉱山史でありながら鉱山での技術・労働のみならず、
周辺の環境やシステム・鉱山の文化に焦点を当てられています。
勿論、鉱山は気なるトコですが、中々面白いです。
日本はその昔、銀大国だった事は知ってました。
そして、灰吹き法という製錬法を用いていました。
それに必要なのは鉛です。
鉛は国産で賄(まかな)われていましたが、
戦乱が展開する中で鉛玉の需要が増加して鉛不足になりました。
そこで、オランダの東インド会社を通して
タイ・ソントー鉱山の鉛を輸入しました。
大阪夏の陣の少し前です。
鉛がなければ銀はないという事ですか!
輸入されてたとはねぇ~。
※ 灰吹法-Wikipedia ↓
もうひとつ面白い話がありました。
『 金山衆 』 と聞かれれば、
金山経営を専門にした職人集団と答えると思います。
しかし、『 金山衆 』 という呼び名は
武田氏の領域内にほぼ限定された呼称であったとありました。
これには驚きましたね。
豊臣政権下では 『 金山衆 』 と呼ばれてる例は少ないそうです。
全国的には 『 金掘 』 と呼ばれてたそうです。
読み方は 『 かなほり 』 でしょうか?
どちらでも、身分的格差はなかったとの事です。
深~い!話でした。
いや、深~い1冊だがね。